ヒアリの天敵と女王アリの画像について 日本には天敵はいない?東京や名古屋港でも発見 刺される前の対策とは

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南米原産の毒を持ち人にも危害を加えるといわれている特定外来生物のヒアリが、兵庫県尼崎で日本で初めて発見された後、神戸や大阪や名古屋港、最近では東京の大井埠頭や愛知県春日井市のパナソニック子会社の敷地でも発見されたという報道がありました。

主に中国からの輸入品経由で入ってきており、港周辺を中心に徐々に繁殖するのではと懸念されていますが、今回はヒアリの天敵と言われる生物や女王アリの画像、また、ヒアリに対する有効な対策方法はあるのかなどについて見ていきたいと思います。

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ヒアリの天敵と女王アリの画像について 日本には天敵がいない?

こちらがヒアリの女王アリの写真ですが、働きアリと比べるとやはり体の大きさが全く異なります。
IMG_8357(出典:
http://bugguide.net/node/view/756690/bgpage)


IMG_8361(出典:
http://www.alexanderwild.com/Ants/Taxonomic-List-of-Ant-Genera/Solenopsis/i-6sJV2gR)

女王アリは暖かい季節になると結婚飛行というものを行い、羽で遠くに飛ぶことができ、場所を移し産卵を行いますが、一時間で80個、一生のうちで200万個もの卵を産むと言われています。

女王アリは日本では7月4日に大阪港で初めて発見されています。

ヒアリは南米のアリクイや鳥、ノミバエなどが天敵と言われており、ノミバエは日本にも生息しているコバエ類ですが、日本と南米は全然住んでいる環境も生態も違っており、南米のノミバエはゾンビバエとも呼ばれています。

日本のノミバエや日本の蟻など、日本の在来種はあまり天敵としての期待はできなさそうです。

IMG_8366(出典:
https://www.pinterest.com/amp/pin/326722147939859674/)

IMG_8367(出典:
https://www.ars.usda.gov/oc/br/fireants/phorid/)

こちらが、ヒアリの体から成虫として出てくるところの南米のノミバエですが、こんな生物がいると少し繁殖に歯止めをかけることができるかもしれません。

アメリカでは天敵がいないため南米よりも繁殖が進んでしまっていましたが、南米のノミバエがヒアリに寄生するという生態に注目が集まり、繁殖抑止に使えないかの研究が進められているとのことです。

今の時点では日本では強力な天敵は居ないため、放っておくとアメリカや中国のように繁殖が広がってしまうのは時間の問題でしょう。

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ヒアリがもし見つかった場合は

・殺虫剤(液剤)を散布する。
・熱湯をかける。
・ベイト(毒餌)剤を使用する。
(引用:
http://gairaisyu.tokyo/species/danger_15.html)

などの対策が有効との事です。

普通のアリとそこまで変わらない感じですね。

ヒアリの特徴や見分け方についてですが、腹部上辺りの2つのコブが一番特徴的だと思います。
IMG_8360(出典:
http://entnemdept.ufl.edu/creatures/urban/ants/red_imported_fire_ant.htm)

しかし、そうは言っても体長2〜6㎜と大きさがあまり無く、よく観察しないと日本に元から生息しているアリとよく区別がつかないため、繁殖が進んでしまうと全てのアリに警戒するようになりかねません。

ヒアリに刺されると以下の症状が起きるそうです。
IMG_8365(出典:
https://www.houdoukyoku.jp/posts/13989)

もし刺された時の対処法は、

○刺された直後の対処
・20~30分程度、安静にし、体調の変化がないか注意
・症状が悪化しない場合には、ゆっくりと病院を受診
○症状が悪化する場合
・一番近い病院を受診する(救急受け入れのある病院が望ましい)
・「アリに刺されたこと」「アナフィラキシーの可能性があること」を伝え、すぐに治療してもらう
(引用:
http://gairaisyu.tokyo/species/danger_15.html)

を行うと良いと言われています。

殺人アリとも騒がれており、アメリカでは年間約14万人がヒアリに刺される被害にあってますが、その中で死亡した人数は100人と、刺されて死亡する確率は0.0007パーセントで、実際には死亡する確率は非常に稀なようです。

ですが、一度ヒアリに刺されたことのある人は二度目はアナフィラキシーショックを起こし死に至る場合があるため、動悸や呼吸困難などの症状が出た場合は無理をせず直ちに病院に行った方が良いでしょう。

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余談ですが、特定外来生物が来ないように厳重に管理されてる事で有名な場所として、ガラパゴス諸島があります。

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(出典:
http://www1.gyb.co.jp/tourlist/info_Tour.php?link=JRR11_sp)

ガラパゴス諸島では生き物の生態系を壊さないために、旅行者全員に昆虫や土や植物の種が服などに付いていないかなどの検疫を行い、生の食べ物や動物や植物の持ち込みを禁止するなどの施策を行なっていますが、日本ではそれが不可能なので、これまで外来種がたくさん入ってきてしまっています。

既に住み着いてしまった生き物として、日本各地で繁殖したヒアリと同じく南米原産のアルゼンチンアリや、京都の鴨川にも生息している同じく南米原産のヌートリアなどが有名です。

IMG_8368(出典:
http://takashi1016.com/argentine-ant-3619)

IMG_8369(出典:
http://matchingmole.jugem.cc/?eid=1671)

また、日本に定着してしまった毒を持つ危険な外来種としてセアカコケグモがいます。
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(出典:
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/セアカゴケグモ)

セアカコケグモのメスに噛まれると噛まれた部分が腫れ、激しい痛みを感じ、発汗や発熱などの症状が出る危険な生物で、日本で1995年に初めて発見された当初はかなり警戒されていましたが、現在は42都道府県に広まっており、今では逆にセアカコケグモの報道がほとんどされなくなりました。

ヒアリも広まって日本にいるのが当たり前になったら逆に報道されなくなっていくのかもしれません。

一応、アルゼンチンアリは、東京都大田区などでは4年間かけて根絶に成功したケースはあるようですが、中国やアメリカのように山や畑などでも繁殖してしまった場合は根絶は不可能になってしまうでしょう。

今現在は輸入品に紛れてヒアリなどが入ってきても輸入相手国の責任を問う事も特に無いので、日本国内で特定外来種が日本に入ってきていないか地道な輸入品の検査を行うしか無いのが現状ですが、この方法で10年や20年もヒアリの日本での繁殖を防げるのかというとかなり難しそうです。

外来種リスクの専門家は、今後ヒアリが繁殖するのかどうかについて、
「現状では評価できないが、潜伏していて10年後に爆発的に増える可能性もある」
との見方を示しています。
(引用:
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDG04H78_U7A700C1CC1000/)

ヒアリはコロニーを作って2年ほど経たないと羽が生えた女王アリが生まれないと言われますので、羽が生えた女王アリで無ければ生息域が急激に広がるわけではないので繁殖に時間がかかると見られています。

ですが、羽が生えた女王アリが一匹でも自然の中に入っただけでも繁殖を防ぐ事が難しくなるので、長い間は難しいと思いますが、効果的な対策が発見されるまでは集中的に輸入品などの検査を行い、少しでも繁殖を食い止めるしかないのでしょう。

これから繁殖してしまうのかどうか気になりますが、今後のヒアリのニュースにも注目していきたいと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました!

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他にもヒアリに関する記事は、

ヒアリに刺されると毒でどんな症状に?日本の蟻と画像で比較!尼崎以外には広まる?

2017.06.14
がありますのでご覧ください。

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